Hearthstoneの日記

@Miyask8 のメモ帳です

The New Standard - Hearthstone Meta Snapshot - TempoStorm (#1) (5/10 Tier 2の途中まで)

https://tempostorm.com/hearthstone/meta-snapshot/standard/meta-snapshot-1-the-new-standard 

hearthstone.hatenadiary.jp 

 

考え方と観察

 スタンダード環境における最初のメタスナップショット!我々のチームのメタに関するエキスパートたちが先週会って議論したが、今まで投稿するのを待つことにした。だからより質の高い内容を提供できたと思う。先週はたくさんの実験中のデッキがあったので、どのデッキが突出していくか、どのデッキが輝かしい新カード導入によりもたされた一時的流行に過ぎないのかを適切に判別できなかった。未だ固まってはおらず、このリストは次週には大幅な変更が見られる可能性が高いが、これらのデッキは現在のメタにおいて何が最も人気で効果的かを反映している。

 新カードが導入されてから最初の2週間は素晴らしく奮闘し、楽しみ、そして驚いた。どのカードが良い/悪いとされ、その評価が反対になるのを見るのはいつも素晴らしいものだ。たくさんのプロプレイヤーたちが《頽廃せしものン=ゾス/N'Zoth, the Corruptor》はプレイできないとしていたが、これまでのところ我々は3種類のン=ゾス デッキを掲載しており、そのうちの1つはTier 1だ!プロプレイヤーたちはン=ゾスはローグで有効だろうと考えていたが、パラディンが最も良いン=ゾス デッキだと判明しており、これは誰も予想できなかった。

 評価の低かったカードと同じように、多くの人はいつも変化を切り抜けるパトロンウォリアー、ズーウォーロック、アグロパラディンといったデッキはスタン環境において核となるカードを失いダメージを受けると予想していた。《ダークシャイアの議員/Darkshire Councilman》のようなカードはズーウォーロックの生存能力を変更し、メタにおける最高のデッキの一つとなった(ズーはいつも洗練されていないデッキを罰するのが得意だ)。驚いたことに《デス・バイト/Death's Bite》を失ったことにより機能を失うであろうと考えられていたパトロンウォリアーは生き残っている。パトロンウォリアーははっきり言って単純に死なないデッキである。

 誰も驚かないことだが、今週はシャーマンがランク1である。新カードのリリースに先立ち、プロがスタンダードにおいて最高のクラスであると予想したとき、誰も驚かなかった。シャーマンは単純にたくさんのばかばかしいほど良いカードを手に入れすぎて不快なクラスになった。4ターン目に7/7?意味がわからない、だがそうなのだ。そして試合のその段階においてこいつと競うのはかなり難しい。アグロシャーマンがいなくなる可能性は低く、7/7のカードは良すぎるし、(特にメタの他のデッキと比べて)デッキリストは洗練されすぎているし、いくつかのコントロールできるカードがスタン落ちした後にハースストーンが今までに見てきた最高に攻撃的なデッキだ。シャーマンは間違いなくここにとどまる。

 重要なので注意しておくが、デッキリストは常に変更されているため、マッチアップの項目は割り引いて見てほしい。新しいメタの早期段階にあるため、マッチアップに適切にメタを反映することができない。プレイされているメタとデッキが変化するため、次週にはマッチアップの項目は全く異なるものになるだろう。

 最後の注意として、Dreamhackにおける幸運を祈ります。また、あなたが好きなプレイヤーを支援するため、あるいは単純にハースストーンを支援し良い試合を見るためにDreamhackを視聴して欲しいと思います。我々のチームのメタスナップショットのプロたちの多くは現在Dreamhackにいるので、打ち合わせをいつもより早く行いました。そのため今週のスナップショットを提供できました。次週、いつものスケジュールに戻り、毎週日曜日にメタスナップショットを発表します。ワイルド環境のスナップショットを望む皆さんのために、1ヶ月一度提供することにしました。しかし、スタンダード環境の毎週のスナップショットはここから続きます。

 また次回 - 良いラダーを!

 

Tier 1

アグロシャーマン

解説

アグロシャーマンはコントロールデッキを打ち破る能力を諦めない、他のアグロデッキと競争する固有の能力を持つデッキです。序盤にミニオンを引き、バーストの初期段階の一波として《トーテム・ゴーレム/Totem Golem》、《野獣の精霊/Feral Spirit》と《トンネル・トログ/Tunnel Trogg》のオーバーロードシナジーを活用します。バーストの第二波は試合を終わらせるための《ドゥームハンマー/Doomhammer》と《岩穿ちの武器/Rockbiter Weapon》と平行してシャーマンの一連のスペルです。《炎まとう無貌のもの/Flamewreathed Faceless》の追加によりアグロシャーマンは《ドゥームハンマー/Doomhammer》のばかげたバーストダメージの他の勝利条件を獲得しました。

今週のメモ

アグロシャーマンはスタンダード環境に移行してもあまり負けない数少ないデッキの一つであり、旧神のささやき拡張から強いカードを何枚か獲得しました。これにより新しいメタにおいて最強デッキの一つとなり、既に他のデッキよりも洗練されています。《永劫の監視者/Eternal Sentinel》と《炎まとう無貌のもの/Flamewreathed Faceless》は旧来のアグロシャーマンの骨組みに合い、最も構築しやすいデッキの一つとなっています。デッキリストが早期に洗練されていることから、他のデッキが実験段階にで試行錯誤している段階において輝いています。困難なマッチアップに対しても勝利できる可能性が残されている一方で、ミラクルローグやフリーズメイジのようないくつかのスキル依存度の高いデッキに対して強いデッキであり、アグロシャーマンは環境トップにあります。アグロシャーマンはTier 1から去る兆候を見せず、ハースストーンにおけるアグロのトップに君臨する王者で在り続けるでしょう。

 

ズーウォーロック

解説

ズーはミニオンとバフにより有利なトレードを行い、序盤に盤面を取ることを中心とした戦略である。ウォーロックは手札を自由に使い、《命を魔力に/Life Tap》を使って補充することができる。序盤に盤面を埋め、《海の巨人/Sea Giant》、《串刺しのゴーモック/Gormok the Impaler》といったテンポを得られ、試合をコントロールできるようなミニオンを早期に展開することを目標とする。ズーウォーロックはちょっとした除去のための《ナイフ・ジャグラー/Knife Juggler》と《禁じられし儀式/Forbidden Ritual》のコンボのように、盤面を取り返す能力が高い。どのようにして試合を終わらせるかはプレイヤー次第だが、典型的には《リロイ・ジェンキンス/Leeroy Jenkins》や《ドゥームガード/Doomguard》のような突撃ミニオンを使う。

今週のメモ

《ダークシャイアの議員/Darkshire Councilman》はズーウォーロックにとってbreakoutカードであることが判明した。ヘルス5は大したことがないように思えるかもしれないが、対戦相手が盤面を取っていない限り3ターン目に倒されることはほとんどない。《禁じられし儀式/Forbidden Ritual》もズーウォーロックによく合う旧神のささやき拡張のカードであり、《インプァクト/Imp-losion》のような盤面の復帰力がある。対戦相手が盤面クリアにターンを費やした後に再び盤面を埋めることができ、《ナイフ・ジャグラー/Knife Juggler》を活用できる。このバージョンはスタン落しなかったカードだけから成るバージョンに比べてかなり攻撃的に感じる。新しいメタにおけるこのデッキの最も良い面の一つは攻撃的であるという点であり、アグロ対策ができていない未成熟なデッキに対して簡単に勝てるということを意味する。ランクを上げるためにこのデッキを使うことを強く勧める。このデッキは完璧なズーのリストとは程遠いので、気軽に核となるカードを入れ替えて実験してほしい。

 

ミラクルローグ

解説

ミラクルローグが帰ってきた!ミラクルローグは勝利条件を探し求めてデッキの大部分を素早くドローするために《ガジェッツァンの競売人/Gadgetzan Auctioneer》を使うヴァリーラのコンボデッキだ。リーサルダメージを出す《冷血/Cold Blood》、《腹裂き/Eviscerate》、《致死毒/Deadly Poison》のようなスペルの組み合わせによりばかげたバーストダメージを出す。《蠱毒なザリル/Xaril, Poisoned Mind》の追加により、サイクルのための更なるバーストダメージがもたらされ、毒素カードにより簡単にコンボを起動できる。ミラクルローグは適切にプレイするのが難しいデッキの一つであり、上手くプレイするのは更に難しいが、上手くプレイできればハースストーンにおいて最も競争力の高いデッキだ。

今週のメモ

2014年の再来だろうか?ミラクルローグが復讐に帰ってきて、すぐにTier 1に戻った。ローグは回答が難しい《ドクター・ブーム/Dr. Boom》と《手動操縦のシュレッダー/Piloted Shredder》のスタン落ちの恩恵を最も受けたヒーローである。《昏倒/Sap》と《腹裂き/Eviscerate》の威力はスタンダード環境において見かける4マナ以上のミニオンに対して強く、これがローグが他のTier 1デッキと並ぶ主な理由である。《蠱毒なザリル/Xaril, Poisoned Mind》の追加により、ローグは追加のスペルを発見し、それは《ガジェッツァンの競売人/Gadgetzan Auctioneer》の効果の起動に役立ち、リーサルに向けたドローをより安定なものにする。沈黙と《大物ハンター/Big Game Hunter》にはかつてほどの恐怖はなく、《エドウィン・ヴァンクリーフ/Edwin VanCleef》が再び有効になった。ミラクルローグは明らかにTier 1に残り、アグロシャーマンだけが安定して有利を取れる。このデッキは未だ実験と洗練の過程にあり、誰もメタがどうなるかは分からないが、ミラクルローグはかなり長い間競争力のあるランクに留まるだろう。

 

ン=ゾスパラディン

解説

ン=ゾスパラディンは《頽廃せしものン=ゾス/N'Zoth, the Corruptor》を勝利条件として使うコントロールデッキである。スタンダード環境においてパラディンの序盤を支えるカードは取り除かれたので、序盤はヒーローパワーとパスを続ける。パラディンは未だに中盤におけるボードコントロールに役立つ一連の盤面クリアを持っており、後半まで生き残ることができる。一方で、《光の王ラグナロス/Ragnaros, Lightlord》は持続力を高める上で《按手の儀式/Lay on Hands》よりも有効な回復手段であることが分かった。《頽廃せしものン=ゾス/N'Zoth, the Corruptor》をプレイして2-3体の断末魔ミニオンを蘇らせれば試合に勝てえることが多いが、何体のミニオンが復活するかを覚えておく必要がある。

今週のメモ

コントロールパラディンが戻ってきた!そして今や《頽廃せしものン=ゾス/N'Zoth, the Corruptor》を勝利条件とすることを正当化する新しく輝かしい機能を備えている。デッキに含まれる断末魔ミニオンは主に《ケーアン・ブラッドフーフ/Cairne Bloodhoof》、《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》、《ティリオン・フォードリング/Tirion Fordring》である。多くのプレイやは《無貌の召喚師/Faceless Summoner》や《狂闘品のヒールロボ/Corrupted Healbot》のような断末魔ミニオンをもっと多く採用してみたが、それらは不要であり、このデッキのゲームプランとは合わないことが分かった。このデッキはアグロシャーマンとズーウォーロックに強く、従ってランク戦で強いデッキである。対ローグが問題だが、ウォリアーに強く、Tier 1の最下位を獲得だ!

 

Tier 2

パトロンウォリアー

解説

《ぐったりガブ呑み亭の常連/Grim Patron》を主な勝利条件として使う強力なミッドレンジデッキであり、盤面を埋めるためにウォリアーのクラスカードである《旋風剣/Whirlwind》が最も効率的だ。《ぐったりガブ呑み亭の常連/Grim Patron》で満たされた盤面を処理するためにいくつかのクラスは他のクラスよりも辛い時間を過ごす。典型的にはパラディンドルイドパトロンウォリアーに対する盤面クリアに苦戦する。このデッキは手札の数を維持し、デッキを圧縮するために《狂瀾怒濤/Battle Rage》と《苦痛の侍祭/Acolyte of Pain》を使う。パパトロンウォリアーは未だに強力な《ぐったりガブ呑み亭の常連/Grim Patron》をプレイすることにより強力な動きが取れる。《ぐったりガブ呑み亭の常連/Grim Patron》コンボのお頂点に位置し、このデッキは《グロマッシュ・ヘルスクリーム/Grommash Hellscream》をバーストダメージを出し試合を終わらせるための勝利条件として活用する。

週間メモ

パトロンウォリアーは死なないデッキであり、ナーフと重要なカードの消失を生き延びたが、スタンダード環境においても続いていくと予想した人はほとんどいない。Crane333氏はこのデッキを使用し、NA・EUサーバーでトップ25位で終えた。従ってこのデッキリストがこれまでで最も効率的なものに思える。旧神のささやき拡張で何枚か有用なカードが追加された。それは《ブラッドフーフの勇士/Bloodhoof Brave》、《死憎悔いのグール/Ravaging Ghoul》、《血を霊液に/Blood to Ichor》であり、全てのカードがパトロンのリストにおいて強力なシナジーを持つ。加えて、《熱狂する火霊術師/Wild Pyromancer》は更なる旋風剣の効果を追加し、同時に対アグロの強力なtechカードでもある。新しいメタにおけるパトロンウォリアーの成功の主な理由は、他のクラスが失ったものにある。すなわち、ズーウォーロックは強力な断末魔を失い、プリーストは《光爆弾/Lightbomb》を失い、《旋風剣/Whirlwind》のナーフによりローグの脅威が小さくなった。これらの変更によりパトロンウォリアーの使用者に新しい信頼感が生まれ、主な勝利条件における一新された強さによりズーウォーロックやシャーマンを懲らしめている。

 

ミッドレンジシャーマン

解説

1年以上荒廃の中にあった後、ミッドレンジシャーマンが本格的に帰ってきた。ミッドレンジシャーマンは盤面をコントロールし、序盤のテンポを取ることを目的としたデッキであり、有利なトレードを行い、《トーテム・ゴーレム/Totem Golem》、《炎の舌のトーテム/Flametongue Totem》、《野獣の精霊/Feral Spirit》のようなカードから価値を得る。従って、《呪術/Hex》、《地底よりのもの/Thing from Below》、、《ファイア・エレメンタル/Fire Elemental》のようなカードにより強烈なテンポスウィングを起こすことを目的とし、有利を維持しながら後半に移っていく。試合の終わらせ方は主に《ドゥームハンマー/Doomhammer》、《風の王アラキア/Al'Akir the Windlord》、《血の渇き/Bloodlust》である。

週間メモ

今週のリストは長い間シャーマンをプレイしてきたLoyanによるもので、レジェンドランク#1に到達し、シャーマンが今や本物の恐怖であることを証明した。これは実際はミッドレンジシャーマンのリストではないかもしれないが、新しい旧神のささやき拡張カードによりハイブリッドアグロシャーマンは当分の間ミッドレンジシャーマンへの価値のある移行を行う。《炎まとう無貌のもの/Flamewreathed Faceless》のパワーと強力なテンポカードである《地底よりのもの/Thing from Below》はシャーマンを復活させることが分かり、シャーマンを本来の最下位Tierから脱出させた。強力なマナカーブに沿ったプレイ、効率的な除去、試合を終わらせるバーストダメージを有するので、ミッドレンジシャーマンは採用し、適切に異なるマッチアップと対戦する能力がある。

 

(以下途中)